人間生まれた瞬間に与えられた才は一人一つで、
なんでもそつなくこなすこなすびっくり人間に近い存在は奇跡に程近く、
大概は才能と欠落は常に背中合わせであり、
何を選びとったところで、辛いのだ。生きている限り一生苦行。
ものに溢れ、簡単に早く手に入り、何でもできてしまう気になれる御時世だけれど、
才は選べないのだ、その才を全うするしか最初から道は無かった。
才を見失うまたは才を拒むということは、
個の損失、死に近い選択肢であり、
そのことに気づいた瞬間に、ああやらなければ私は終わるのだと過ぎり、とつぜんにこわくなった。
やりたいこととりあえず全部やってやろうって、やりまくったすえにようやくぶち当たってきた現実。
現実さまいらっしゃい
そんな私を次会った時に遅咲きだ、あわれだなってわらってね
人間って超たのしい
というもう夏だけれど、春琴抄を読んだ感想文
南⭐︎